遠く北欧スウェーデンより。
スウェーデン在住 辻ちひろさんの手により作られた草木染めの織物たちがやってきます。
主にスウェーデンの森にある草木と水で染めた真綿糸とカシミヤ糸で織り上げられたマフラーやショールの展示販売です。
" Ett " (エット) とはスウェーデン語で数字の「1」。はじまりの1。
今回日本で初めての辻ちひろさん個展となるEtt 。
はじまりの展示会を410で開催して頂くことをとても嬉しく思います。
草木染めの糸で織られたマフラーやショールは肌に触れると優しさを感じます。
辻ちひろさんが作り出す自然の恵みを感じる織物たち。
こころもあたたまる。
巻くとふわりと軽くてとてもあたたかいものたちにぜひ触れてみてください。
" Ett " 開催日時
2016. 11/24(木) ~ 27(日)
12:00 ~ 19:00
at 410
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・ Chihiro tsuji (辻ちひろ)
大阪出身、スウェーデン在住。
京都造形芸術大学通信教育学部染織コースで主に織りを学ぶ。
卒業2年後、染織の世界だけに浸りたいと、2010年にスウェーデンへ渡る。
真綿糸はお蚕さんを真綿にしてから糸にしたものです。 シルクです。
京都造形芸術大学通信教育学部染織コースで主に織りを学ぶ。
卒業2年後、染織の世界だけに浸りたいと、2010年にスウェーデンへ渡る。
Sätergläntan Institutet för slöjd och hantverk 1 年
Handarbetets Vänner Skola 2年
にてテキスタイル(織、刺繍)を学ぶ
卒業後2013年よりスウェーデン、 ストックホルムにて制作活動中。
今回の個展ではカシミヤ、真綿糸のマフラー、 ショールを主に展示販売します。
実際私も使っているのですが、シルクは保温性がありとても暖かく、優しいものに包まれている感じです。
ぜひ たくさんの方々に触れて頂けたらと思います。
卒業後はスウェーデンのマット技法を使って椅子敷きを織ってまし たが、現在は主に巻物を織っています。
基本的に糸は全て自分で染めます。自分で染めた糸でないと、 色の組み合わせだとか、イメージがわかず、 どう扱っていいのかわからないからです。 化学染料での染めもしますが、
最近は、草木染めが主です。同じ染材でも毎回、 同じにならない色を眺めるのは楽しいです。植物染料の色は、 永遠に続かない、そう思うからこそ愛おしいです。 時の経過と共に色は変化していきます。 色の変わりを劣化と捉えるか、 変化したと捉えるか考え方次第です。
だけど、 だからといって化学染料より草木染めの作品が価値があるとかは思 いません。 化学染料も草木染めも違ったもので比べる必要はないと考えていま す。
作品は、調和、バランスを大事にしています。色同士、 素材同士の調和とかです。
そして織計画は最小限にしています。 織計画をきちっとすれば時間短縮もでき、 効率も上がると思うのですが、逆に、最小限にした事によって、 制作中に自分で感じた事をもっと取り入れたり、 変更したり寄り道したり事ができ、 その発見から次の制作に繋がります。作りたいもの、 試したいものがどんどん増えて、終わりがありません。 制作時の気づきが私には大事です。
制作はもっと自由でいいんだと思う事が多いです。
ぜひこの機会にいらしてください。。
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